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グーテンベルクをつかまえて

本や読書に関するもろもろ

ブログ「グーテンベルクをつかまえて」を開始します

はじめまして。騎士と彼方と申します。

これから本や読書にまつわるテーマを様々な観点から取り上げてブログを書こうと思います。

今までの自分の考えの整理や、これから読んだ本や調べた物事のまとめを目的としています。また、現在出版業界で働いているので、何かしら今後仕事をしていく上でためになればと考えています。(単なる興味や好奇心をもとにブログのトピックを選ぶので、直接的に仕事に役立つ内容とはならないかもしれません。が、話のタネ程度にはなるかなと考えています。。。)

 

 このブログを「グーテンベルクをつかまえて」と名付けました。

グーテンベルクは言わずと知れた印刷術の発明者です。15世紀の半ばに世界で初めて活版印刷技術によって聖書を印刷しました。このとき印刷されたのがグーテンベルク聖書と呼ばれるもので、日本では慶應義塾大学が所蔵しています。この印刷術の発明という出来事は、のちに印刷革命やグーテンベルク革命と呼ばれ、社会や人々に大きな影響を与えた転換点となったと言われています。この印刷革命について記述した傑作書、マクルーハンの『グーテンベルクの銀河系』は、メディア論をやる上での必読書と言われています。私も大好きな本です。

「つかまえて」の部分は、私が大好きなサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」から取っています。このタイトルのオマージュを語呂が良くて気に入っています(サリンジャーをつかまえて、サンタクロースをつかまえて、バイナリ畑でつかまえて、等々)

 

次々と新しいテクノロジーが生まれている現在、マクルーハンを始め様々な学者たちが取り上げてきたグーテンベルク革命について、新しく捉え直してみるというのがこのブログの目指すところです。電子書籍の進化、オーディオブックの流行、AIによる創作等々、出版業界においても様々な革新が起こっている今、出版メディアについての認識を更新する必要があるのではないかと考えています。

 

簡単に私のバックグランドを紹介します。

東京大学の学生の時、ウォルター・J・オングの『声の文化と文字の文化』  (Walter J. Ong, "Orarity and Literasy")に大きな影響を受けました。そこでメディア論や書物文化史と呼ばれる分野で研究をしました。具体的には、主に16世紀の印刷聖書の書物形態の分析です。修士でも同じテーマで掘り下げた論文を書きました。 

現在は主に電子書籍を扱っている企業で働いております。電子図書館事業の担当をしています。

できたらこれらに関して今後のブログでも詳しく取り上げていきたいと思います。

 

マクルーハンは整然と体系だった記述方法ではなく、ランダムでモザイク的な手法で記述しました。「グーテンベルクをつかまえて」も似たように、様々な話題へあっちこっちと跳ぶブルグになるかと思います。結果的に全体として、テーマの本質に迫れたら良いなと思います。

 

それでは今後ともよろしくお願いいたします。